Opera(オペラ)は、ノルウェーのソフトウェア開発会社、オペラ・ソフトウェア (Opera Software ASA) によって製作されているインターネットスイートである。ウェブブラウザ、電子メールクライアントなどを含んでいる。
クロスプラットフォームなソフトウェアとして開発されており、Windows、Macintosh、Linux、さらにニンテンドーDS、Wii、その他各種携帯機器でも使用されている。
インターフェイス
高度なカスタマイズ性
スキン機能に対応し、使用者が容易に画面デザインや配色設定を変更できる。
ショートカットキー・マウスジェスチャーやほぼ全てのメニュー内容、ツールバーのボタン、User JavaScriptによる機能の拡張など、カスタマイズ可能な項目も多い。Ver.9以降ではopera:configというアドレスを入力すると開く設定エディタから詳細な設定を変更したり、ドメインごとにセキュリティ設定を行うことも可能になっている。これらのカスタマイズは上級者向けだが、公式コミュニティサイト等で他のユーザーが公開したインターフェースのカスタマイズ(セットアップファイル)をダウンロードし利用することもできる。
ショートカットキー
・IEやFirefoxなどであればリンク間のフォーカス移動がTABキーによる前後移動に限られるのに対し、OperaではShift+矢印キーによる上下左右の移動もデフォルトで可能である。
・カスタマイズにより、標準的なブラウザ操作のほぼすべてを、マウスを使わず右手のみで行えるよう変更可能。
ズーム機能
テキストだけではなく画像も滑らかに拡大・縮小でき、ページ全体のレイアウトを崩すことなくサイズ変更できる。この機能はバージョン2.1(1996年)から実装されており[2]、競合ブラウザが追随するまでは極めてユニークであった(Internet Explorerはバージョン7(2006年)から、Firefoxはサードパーティー製アドオンを除けばバージョン3(2008年)でようやく実装された)。
マウスジェスチャー
マウスの右ボタンのドラッグによって「戻る」「進む」「新しいウィンドウを開く」などといった操作を行える。バージョン5でいち早く実装された。
ユーザースタイルシート
上級者向けだが、Webページが指定するスタイルシートを無視して好みの設定で表示できるモードがある。「作成者モード変換機能」として、テキスト互換、白黒反転、ハイコントラストなど視覚障害対応も標準装備されており、ユニバーサルデザインのエミュレーターとしてWebデザイナーの間でも重宝されている。
スピードダイヤル
バージョン9.20で実装。空白ページに最大9つのショートカットを表示し簡単にアクセスできる。バージョン9.50から設定ファイルを編集すれば、いくつでも増やすことができるようになった。バージョン10ではGUIで4~25個に変更できる。
履歴からの全文検索
バージョン9.5で実装。アドレスバーのURLオートコンプリートと同じ感覚で履歴内のインライン検索が行える。同時期にリリースされたFirefox 3の「スマートロケーションバー」とほぼ同等の機能。
軽快な動作
10年前のパソコンでも動くことを目指して、プログラムコードをある程度小さくまとめることで高機能と軽量化・高速化の両立を図っているため、スペックの低いマシンでも比較的高速な動作を実現できる。
またUSBメモリなどに導入し、自分のパソコン以外でもOperaを利用できるよう、機能が一部改変や削除されているOpera@USBやOpera Portableというソフトウェアも非公式に提供されている。Opera本体に追随する形で開発が進められるが、非公式であるためバージョンアップはOpera公式版よりも幾分遅れるようになっている。なお、Opera@USBはU3用のバージョンもリリースされている。
メモリキャッシュ機能を搭載し、HDD上のキャッシュファイルにアクセスしなくとも最近表示したページを瞬時に再表示することができる。競合するブラウザに対する大きな優位点の一つだったが、他のブラウザも追いついてきている。
前述のように独自エンジンも高速な動作に寄与している。バージョン6の頃は「世界最速ブラウザ」と謳われることが多かったが、その後は競合ブラウザの改善が進み、2008年現在ではSafariやFirefoxと大きな差はないものとみられる(体感速度は実行環境によって異なり、ベンチマーク結果は客観的なデータが発表されにくいため、一概にどれが最速とは断言できない)。